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ガルンガン / クニンガン GALUNGAN
/ KUNINGAN
「ガルンガン」と「クニンガン」は一対になっています。「ガルンガン」は天国にいる祖先の霊が神とともに家に戻ってくる日です。「クニンガン」は霊が天国に戻る日です。日本の「お盆」と、よく似ています。違うのは、二百十日に一度めぐってくるということで、一年に二度ある年と、一度しかない年があります。
「ガルンガン」は「ガラ」という言葉と「ルンガン」という言葉からできていまして、あわせて「よい時」あるいは「よい機会」という意味になります。
バリ島では、ガルンガンは三日間、クニンガンは一日、お休みとなります。
ガルンガンが近づきますと、家族総出で準備をします。女は、お備えづくりに追われ、お菓子を作ります。いっぽう、男は屠殺をします。豚、鶏、アヒルなどを殺して、サテを作ります。また、動物の血を混ぜた「ラワール」というバリ料理の準備もします。屠殺するときは、まず、ナイフで喉元を切り、かならず血をとります。血は料理に使うだけでなく、いけにえとして、悪霊にも捧げられます。家のまえにペンジョールという竹竿を立てますが、これは祖先の霊が間違わずに帰ってこれるようにとの配慮です。
ガルンガンの前日か当日には、故郷を離れて生活しているひとが、家族を連れて、三々五々帰ってきます。ガルンガンの当日になりますと、家族みなが集まって、まず内寺でお祈りをします。そのあと、村の寺院に行って、ふたたびお祈りをします。三日間の休みの使い方ですが、やるべきことを全部やり終えますと、たいていは、タナロットとか、キンタマーニ、ブドゥグルなどの観光地に行きます。一般のバリ人は、そういうところに、ふだん、行く機会があまりないからです。観光地に行かない人は、長く会っていない友達を訪ねたりします。また、男たちは、シャモを闘わす闘鶏を楽しみます。
ガルンガンの日から、ちょうど十日後に、クニンガンの日がやってきます。祖先の霊が神とともに、天国に帰っていく日です。この日も、ガルンガンの日と同じように、おそなえや料理を用意します。内寺でのお祈りも、寺院でのお祈りも、ガルンガンの日と同じです。
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